「ササニシキ」「ひとめぼれ」「ささ結」誕生の地
大崎市古川は、日本を代表するブランド米「ササニシキ」「ひとめぼれ」のほか、地域ブランド米「ささ結」(東北194号)の誕生の地です。JA古川エリアは、奥羽山脈から江合川と鳴瀬川の流れによって形成された肥沃な平野「大崎耕土」が広がる良質米の産地です。「大崎耕土」は2017年に国連食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産に認定されています。
独自の栽培基準を設けた「JA古川米」
大崎市古川は、日本を代表するブランド米「ササニシキ」「ひとめぼれ」のほか、地域ブランド米「ささ結」(東北194号)の誕生の地です。JA古川エリアは、奥羽山脈から江合川と鳴瀬川の流れによって形成された肥沃な平野「大崎耕土」が広がる良質米の産地です。「大崎耕土」は2017年に国連食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産に認定されています。
世界農業遺産「大崎耕土」
「大崎耕土」は2017年に「持続可能な水田農業を支える大崎耕土の伝統的水管理システム」で、国際連合食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産に認定されました。
大崎地域は「江合川」「鳴瀬川」の流域に広がる野谷地や湿地を利用し、水田農業地帯として発展してきました。しかし、東北の太平洋側特有の冷たく湿った季節風「やませ」による冷害や、山間部の急勾配地帯から平野部の緩勾配地帯に遷移する地形的要因でおこる洪水・渇水などが頻発している地域でもあります。厳しい自然環境下で食料と生計を維持するため、「水」の調整に様々な知恵や工夫を重ね、稲作を中心とした水田農業を発展させてきました。
主な栽培品種
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ササニシキ
ハツニシキとササシグレを交配して1983年に誕生した品種です。粘り・色つやもよく、特に炊き上がりの香りと程よい硬さの食感には根強い人気があります。また、「さらり」と口の中でほどけるおだやかな味わいで、寿司や刺身、四季折々の旬の食材など、和食との相性が良いお米です。
しかし、栽培が難しく高度な生産技術が要求されることもあり、作付けが減少傾向にあります。良食味ですが生産量が少ない貴重なお米です。
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ひとめぼれ
コシヒカリと初星を交配して1991年に誕生した品種です。宮城の気候風土に合わせて育成されたお米で、宮城を代表する主力品種です。見た目の美しさと美味しさに『ひとめぼれ』するようなお米にと命名されました。甘みのある柔らかな粒が特徴。粘り、色つや、うま味、香りのバランスが良く、多くの方に好まれています。今では全国各地で栽培され、品種別国内生産量が上位の品種です。
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ささ結(東北194号)
ササニシキとひとめぼれを交配し、2015年にササニシキ系新品種「東北194号」が誕生しました。「ささ結」は地域ブランド米として東北194号の中から宮城県大崎市が設けた独自の基準や美味しさを担保するためのルールをクリアしたお米です。
冷害に強く、食味はササニシキに似たあっさりとした食感で食べ飽きない美味しさ。冷めても固くなりにくい特性から寿司には抜群の適正があり、和洋中どの料理にも合うお米です。
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「ササニシキ」「ささ結」の
ブランド力強化へ!
JA古川ブランド米研究会 副会長
渡邊 祐紀さん
環境に配慮しながら食味にこだわった米作りをしています。お米は生産者の努力の結晶です。最高の一杯を召し上がれ!