JAブランド米研究会は7月28日、今年度から本格化した活動の第一弾として、管内で現地検討会を開きました。
新たにアドバイザーとして迎えた元東北大学の教授で土壌学を専門としていた管内在住の南條正巳さんが検討会に同行しました。
会員の圃場3カ所を巡回。生育状況の把握と今後の管理を確認しました。宮沢地区では、「ささ結」の認証必須要件である田んぼの生きものモニタリング調査を実施しました。
アドバイザーの南條さんは「土壌分析で出た数字をもとに圃場ごとの対策を考えていく。同じ圃場でも穂の大きさや葉色が異なる場所のサンプリング方法などもアドバイスできればと思う」と話していました。
加藤邦則会長は「活動が本格化し、心強いアドバイザーも迎え、会員も前向きになった。一つ一つデータを取り、情報交換をしながら良い米を作っていきたい」と語りました。
同会は、「ささ結(東北194号)」と「ササニシキ」の品質・食味向上によるブランド力の強化を目指し、平成30年1月に設立。近年は、コロナ禍で研修会や販促活動が行えない状況が続いていましたが、今年度から新たな活動を本格化することを決定しています。