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生産者にピーマンの整枝方法を指導する山田さん(右)
ピーマン丁寧な灌水と整枝を

JAは7月6日、今年度から生産拡大に取り組んでいるピーマンの現地巡回を実施。試験栽培に取り組む9人の圃場を巡回し、生育状況の確認と今後の管理を指導しました。

講師を務めた株式会社渡辺採種場の山田智浩さんが、初期の株作りに向けた摘果・摘芯の仕方や枝を支えるための誘引方法、アブラムシやアザミウマなどの害虫には特に注意することを説明。「今年は定植後の気温が低く苗の生育に影響が出た。ストレス緩和のため丁寧な灌水と、整枝で風通しを良くして病害虫防除をするように」と指導しました。

JAの担当者は「県内産ピーマンが実需者から求められている。軽量物で荷扱いしやすいことや調整作業が楽な点から高齢者や新規就農者、他品目からの切り替えでも取り組みやすい」と話していました。

JAでは、JA全農みやぎとの契約販売により安定した価格での販売が可能となることや、土地利用型野菜や施設園芸と比べ、初期投資が少なく、所得率が高い品目として、ピーマンの生産拡大に努めています。

今年は、9人が20アールに作付けしており、7月下旬から出荷が始まる見込みです。