若手の園芸農家で組織するJA古川園芸振興会担い手部会「ぷらふる」の会員が生産した野菜が、大崎市観光物産センター土蔵(どーぞ)での販売を開始しました。
イベントではなく店舗で長期的に販売するのは初めての取り組み。市内の消費者だけでなく、観光客にもPRし、「ぷらふる」の認知度向上を図ります。
同店は、特産品販売店や飲食店が立ち並ぶ商業施設「食の蔵 醸室(かむろ)」内にあり、野菜の販売ブースは、来店者の目に留まりやすい店内入口に設置。商品の袋には、「ぷらふる」オリジナルロゴのステッカーシールを貼付しています。当面の間は土曜日、日曜日の週末限定で販売します。
5月27日には、同会の齊藤彰人部会長とJA担当職員がナス、トマト、キュウリを納品。今後は季節に応じて販売品目を増やす計画です。
同店を運営する一般社団法人みやぎ大崎観光公社では、「ぷらふる」の野菜だけを取り扱うことで「ぷらふる」のブランド力向上と、施設内飲食店との相互連携による施設全体への誘客を狙います。同公社の小林弘幸事業推進統括部長は「『ぷらふる』の野菜は一生懸命な生産者の思いも魅力。今後は季節の野菜セットとしてネット販売も展開していく計画だ」と話していました。
齊藤部会長は「イベントではなく、長期的に販売してくれる店ができ、これまでのPR効果があったと思うとうれしく、ありがたい。今後も多くの人に『ぷらふる』を広めたい」と語りました。