大崎の米「ささ結」ブランドコンソーシアムは10月2日、大崎市役所で「『ささ結』10年目の新米試食会」を開きました。
同コンソーシアム会員や関係機関の代表者らが出席。炊きたてご飯の他、鳥獣被害対策で捕獲したイノシシの肉を加工した「大崎ジビエフランク」や「大崎ジビエずし」などが振舞われました。
同コンソーシアム副代表であるJA古川の佐々木浩治組合長は「とても香りが良く、大変おいしい。今年のささ結は特に出来が良いように感じる。消費者の皆さんにもささ結の新米を味わってもらいたい」と話しました。
試食会に参加した未来のタネ研究所の永野邦明所長は「去年よりマイルドな天候で、米にやさしい気候だった。本来のささ結になっていて安心した」と話しました。
「ささ結」は10月13日に同市内で開かれた「新米まつり」を皮切りに販売が開始され、道の駅おおさきなど各所で購入できます。
また同市では、鳥獣被害対策で捕獲したイノシシを「大崎ジビエ」として活用するため、岩出山地区の真山小学校跡地に東北初のイノシシ専用加工施設を開設。4月から市内道の駅で販売しています。
同コンソーシアムは同市や2JA(古川、新みやぎみどりの地区・いわでやま地区)、古川農業試験場などで構成。「東北194号」を「ささ結」の愛称でブランド化する取り組みを進めています。
試食会で振る舞われた「ささ結」の新米