JAが、令和4年度から市場出荷に取り組んだピーマンの販売高が約165万円になりました。5年度は、作付面積を増やし、高単価のL規格率向上と販売高250万円を目指します。
1月31日に本店で開いた共販実績検討会で、4年度の販売実績や販売過程を確認。5年度の取り組みや課題を共有しました。
JA全農みやぎの担当者が、定植時期の遅れや7月の大雨により出荷時期のピークが遅れたことやコンビニのセブンイレブンの商品に県内産ピーマンが使用されたことなどを報告。
市場担当者は「今年はコンビニへの販売を優先し、量販店には後半からの販売となった。要望もあるので、来年はスタートの7月から量販店へ販売したい」と話していました。
JAの担当者は、需要が高く、高単価で販売されるL規格率を高めるため、ハウスと露地栽培で苗の配達時期をずらすことや病害果対策を徹底することなどを説明しました。
生産者は「今年初めて出荷したが、他品目と比べて手がかからず、出荷や調整も楽。来年は少し面積を増やしたい」と語りました。
JAでは、土地利用型野菜や施設園芸と比べ、初期投資が少なく、所得率が高い品目として、ピーマンの生産拡大に努めています。