JA古川は令和5年度、子実用トウモロコシの作付け150ヘクタールを目指します。
4年度は、JA全農などとともを約92ヘクタールに作付けしました。5年度は増収を目指して播種量や播種方法を見直し、大豆との輪作についてさらに検証を深めていきます。
また、収穫した子実を飼料として家畜に供給した結果などを検証する計画です。
2月には、JA古川管内の生産者向けに説明会を開き、次年度の作付けに向けた課題等を共有します。
1月16日、4年度の実証試験結果を踏まえ、JA古川本店で総合検討会を開き、課題の整理や5年度の検証内容を協議しました。
検討会には、JA古川と全農のほか、農研機構東北農業研究センターや北日本くみあい飼料が参加。栽培、施設、飼料の分野ごとに、4年度の実証結果と次年度の実証計画を協議しました。
4年度は、7月の豪雨災害で被害を受けた圃場もありましたが、10アールあたり収量が700キロを超えた生産組織もありました。補助金などを含め、労賃を加味すれば、大豆に近い所得を得られる結果となりました。
JA古川は、大豆との輪作による大豆収量の向上や労力削減の観点から、子実用トウモロコシの栽培に着手。作付面積は都府県最大規模で、JA全農との業務委託契約を締結しています。