「ササニシキ」とその直系米「ささ結」の美味しさを競う食味コンテスト「第6回全国ササニシキ系『ささ王』決定戦2022」の最終審査が11月25日、古川農業試験場で開かれ、「ささ結」を出品した大崎市古川の関孝浩さんが6代目「ささ王」に輝きました。関さんは、第4代に続き2回目の受賞。コンテスト初の複数回受賞となりました。
受賞の瞬間、感極まった表情を見せた関さんは「まさか2度目なんて信じられない。昨年は品質が悪かったが、今年は全てうまくいった。米作りを手伝ってくれた方々に感謝したい」と喜びを語りました。
関さんは、「ささ結」の最高賞「ささ王・大崎耕土賞」も受賞。銀座三越などでの販売権を獲得しました。
大崎市や2JA(古川、新みやぎ)などで構成する「大崎の米『ささ結』ブランドコンソーシアム」が開いたコンテストで、県内外から「ささ結」23点、「ササニシキ」63点が出品され
ました。
最終審査には、機器分析によるタンパク含有率や整粒歩合などの1次審査を通過した10点が進出。6人の専門家が炊き立てと酢飯を試食し、味や香りを確かめました。
審査委員長の大坪研一新潟薬科大教授は「どの米も非常に美味しく、紙一重の差だった。関さんの『ささ結』は、ササ系の特徴が非常によく出ており高評価だった」と講評しました。