JA管内で9月26日から子実用トウモロコシの収穫作業が本格的に始まりました。
9月28日までに5つの生産組織などが作業を始め、生育が良好な圃場では、10アールあたりの平均収量が800キロ(乾燥前)を超えました。
収穫した子実用トウモロコシは、JAの大豆センターで乾燥後、北日本くみあい飼料に出荷します。
9月26日、西古川地区の柏崎生産組合は、子実の水分量が20~25%になったトウモロコシを、大豆収穫などに使う汎用コンバインにトウモロコシ用のアタッチメントを付けた機械で収穫しました。
同組合代表の佐々木俊悦さんは「大豆後に作付けしたが、実入りが良く、大豆とのローテーションに最適。労力が少なく、作付けしやすいので、転作面積を増やしやすい」と語りました。
JAの担当者は「管内では7月の豪雨被害が多少あったが、全体的に生育は良好だった。次年度は150ヘクタール作付けを目標にしている。輪作で大豆の増収や労力削減を図り、国消国産を通じた農業経営の安定につなげたい」と話していました。
JAでは、転作面積の拡大を目指して、大豆との輪作による大豆収量の向上や労力削減の観点から、子実用トウモロコシの栽培に着手。作付面積は都府県最大規模の92ヘクタールで、JA全農との業務委託契約を締結し、栽培試験に取り組んでいます。大豆との輪作体系による生産技術の確立や栽培特性などを検証し、今後の作付拡大に取り組むこととしています。