大崎の米「ささ結」ブランドコンソーシアムは7月22日、古川で「ささ結」栽培現地検討会を開きました。大崎市内から「ささ結」の栽培者が参加し、食味・品質を確保するための栽培ポイントなどについて研修しました。
講師を務めた古川農業試験場の佐々木都彦さんは、水管理、病害虫防除、刈り取り時期の3つのポイントを説明。「一番のポイントは落水時期。充実不足を防ぐため、早期落水はせず、出穂後30日以降に行うように」と呼び掛けました。
大崎農業改良普及センターからは、今後の管理のほか、大雨時の対策について指導しました。雨天により圃場の現地確認は行いませんでした。
生産者の齊藤武康さんは「生育が1週間ほど遅れている。雨続きで徒長ぎみなので倒伏が心配だが、天候回復を祈り、今年もおいしい米を生産したい」と話していました。
同市内では今年度、「ささ結」を約90ヘクタールに作付けしています。
田んぼの生きものモニタリングなどの認証要件を満たすことで、「豊穣の大地『大崎耕土』世界農業遺産ブランド認証」を受けることができます。