JAねぎ部会は7月5日、古川高倉地区の圃場で現地検討会を開き、高温期の栽培管理や病害虫防除について確認しました。夏ネギの収穫は7月下旬から始まる見込みです。
近年、発生が多くみられるタネバエへの対策について、大崎農業改良普及センターの担当者が虫の生態や発生条件、防除方法について説明しました。タネバエは、未熟堆肥など有機物の匂いに誘引されるため、圃場付近の環境を見直すことや成虫の活動盛期を避けて播種や移植をすることが必要と話し「定植後の防除は困難だが、定植時の薬剤散布で発生密度が減った例もあるので根気強く対策してほしい」と指導しました。
同部会の村上智弘部会長は「タネバエは数年前から発生しているが、薬剤散布で減少した圃場もある。今後もしっかり対策し、品質管理に努めたい」と話していました。