JA古川南部支店と職員の渋谷芽依さんは8月8日、特殊詐欺を未然に防いだとして、古川警察署より感謝状を受け取りました。
7月中旬、利用者から「介護保険料の返金手続きのためATMで操作をしてほしいと言われた」と電話を受けた渋谷さんは還付金詐欺を疑い、小丸隆史南部支店長と共に利用者の自宅を訪問しました。「還付金がある」「ATMで手続きができる」という電話はすべて詐欺であり、犯人の口座に振込を行う詐欺犯罪であることを伝え利用者を説得しました。
訪問中に犯人と思われる人物からの着信があったことで警察へ通報し、駆けつけた警察官と協力して詐欺を防止しました。
渋谷さんは「身近で起きたことにびっくりしているが、お客様の貯金を守ることができてうれしい。今後も窓口での声がけを徹底していきたい」と話しました。
千葉良朗署長は「渋谷さんが気付かなければそのまま詐欺に遭われていたと思う。今後もお客様ファーストで防犯に協力してほしい」と話しました。
JAでは6月に年金友の会で特殊詐欺防止の講座を開いており、日頃から利用者への声掛けや、特殊詐欺防止のポスターの掲示などをして注意喚起を促しています。
感謝状を受け取る渋谷さん(右)